続けること。
何が、
目指せ、ほぼ日〜〜
じゃ〜〜い。
なしてそんなん言うてしまうんじゃろ。
どうせ出来んのに。
飲み切らずに残った抗生物質
読み切らずに止まった文庫本
使い切らずに古びたノート
何かを続ける、最後までやりきる
出来た試しがない。気がする。
元旦から始めた日記も三が日まで持てばいい方で、今回みたく二日も続かないなんてことザラである。
かと言って「向いてない。」とかの一言で逃げるのはダセェ、と感じる。
いつか、続けられる人になること。
人生レベルでの目標のひとつ。
いつか、とか言ってる時点でそんないつかは一生来ねぇよ。
たしかに。明日やろうは馬鹿野郎というではないか。
何かひとつでいい。何か。
こんなやつでも出来そうなこと。
過去には続けられていたけれど、いつの間にか疎かになっちゃってること。
そうすね。
とりあえず、毎日、食べることから始めてみましょか。
毎日、必ず一食は食べること。
休みの日でも。
ポテチとか柿の種とかじゃなく、食事を。
休日ベッドから出れない病を患っている人間にとってはこれ、結構なかなかのハードルなんすよ。
これ打ってるのもまさに休日のベッドの中からだし。
ああでもそう言えば、食べることより優先して続けなきゃいけないことがあった。
毎日休まずに会社へ行くこと。
はい。これ言った時点でこいつ社会人として外れてるやつ確定〜〜
そうです。今、ぼくは人が当たり前にやっていることが出来ない人間なのです。
そういう人間のことを世間一般では「クズ」「ダメ人間」「社会不適合者」といい、なるべく関わりを持ってはいけない部類の生き物として極力遠巻きに、具体的には同僚の中にそういった者がいても安易に心配したり手を差し伸べたりせず、冷ややかな目で視界の端っこにかろうじてその存在を認識し距離を保つとか、あるいは無視するなどしてそいつが退職するまでやり過ごすことが推奨されています。
少しばかり大袈裟ですけど、まぁでも大体こんなもんです。
まっとうに生きてる人からすれば、自分みたいなのは嫌悪と蔑みの対象でしかないわけで、そんなやつと一緒に仕事したいわけがないという、至極当然のお話。
にも関わらず、ですよ。
こんなぼくなんかのことを気に掛け、親身になってくれる人もいるわけです。
その人にとっては仕事の一部かもしれないし、半ば意地なのかもしれないし、実はもう諦めてるのかもしれないし、本当の本当はどう思ってるのかなんて分からないけれど、それでもぼくにとっては「この恩を返す為には、ここで頑張らなければ…。」と、毎朝遅刻ギリギリでなんとかベッドから起き上がれる一番の理由なわけです。
こんなぼくを見限らず、捨て置かずにいてくれてる人たちの為にも、一刻も早く、人間にならなければ…。
その為にはまず、必ず毎日休まず出社すること。
そしてその為には毎日、食べて眠ること。
毎日、毎日、途切れずに。
繰り返し続けること。
今、ぼくの中では
仕事する為に生きる
生きる為に仕事する
この二つが日々、目の前でぐるぐると入れ替わりながら回っている。
生きていくだけで精一杯だなんて、子供の頃の自分が見たらどう思うだろう。
見られたくない、こんな姿。
そう思うことばっかりだ。
しかし、それも自分。
生きている、今の自分。
昨日より今日、今日より明日。
ほんの僅かでもマシに生きることが出来たら。
それを繰り返し積み重ねていけたら。
いつかは、いつかはなれるだろうか。
なりたい自分とやらに。
自分自身が一番嫌悪し、蔑んできた自分から遠く遠く離れて。